ドバイでビジネスをされている方々へ会計監査の必要性

December 9, 2021

こんにちは。MBGコーポレートサービスでございます。


ドバイに進出したい企業や個人事業主の中で、会計監査は気になる年次コンプライアンスの一つではないでしょうか。
また、もうすでにドバイでビジネスをされている方々の中にも会計監査に関してその時期や提出機関、そもそもドバイで会計監査が必要かどうか分からないという方も多くいらっしゃるかと思います。


ドバイにおいて監査済み財務諸表を求められる場合に提出できないとペナルティを課される場合もあり、企業経営において注意すべきポイントとなります。


今回はそんなドバイにおいての会計監査に関して分かりやすくご説明いたします。





ドバイにおける会計監査の必要性


ドバイの法律では”会計監査が必要”と明記はされておりません。そのため、企業様の中には会計監査をしなくてもいいと誤解してしまうケースもあるようです。


しかし、会計監査は外国企業の支店・LLC(フリーゾーンではFZO・FZCO)において、以下の場合を例として必要となります。
*会計監査を行うことで監査済み財務諸表の発行が可能となります。



・株主が監査済みの財務諸表を求める場合
・銀行にて借り入れなどを行う場合に銀行から求められる場合
・会社清算を行う場合
・ドバイ・フリーゾーンではそれぞれの規則において提出期限が定められております。
また、会社運営におけるライセンスの更新の際に監査済み財務諸表が求められる場合がございます。



では、この監査の時期、監査済み財務諸表の提出先はどこになるのでしょうか。

いつ、どこに監査済み財務諸表を提出するのか


ドバイのメインランド、各フリーゾーンでは会計終了日からの提出期限がそれぞれ決まっております。


メインランド
【時期】ドバイ経済局(DED)が提出を求める場合、又はライセンス更新の際に求められる場合
【提出先】ドバイ経済局(DED)



フリーゾーン(一部例)
【時期】
DAFZA;会計年度末から60日以内60days after the financial year end
JAFZA;会計年度末から6ヵ月以内6months after the financial year end
DMCC;会計年度末から180日以内
【提出先】それぞれのフリーゾーン当局



次に、会計監査の時期とタイムラインをご説明いたします。

会計監査に必要な時間とタイムライン


会計監査の時期は基本的にはそれぞれの企業の会計年度末以降となります。
ドバイ・フリーゾーンの規則の一部では、監査済み財務諸表の提出を求められてから10日以内に提出しなければならないとされる場合もあり、遅延による罰則を科されないためにも事前に監査会社を決め、準備をしておくことが必要となります。


弊社MBGはドバイにおいて会計監査会社として登録認証された機関となります。
ドバイの企業様の監査をスピード感をもって行い、すべての必要書類を受け取ってから約1か月程で監査済み財務諸表の提出をいたします。



会計監査の必要性は外部機関から求められるからだけでなく、企業の経営状態を知るためにも非常に重要なツールとなります。
会計監査のみならず、ドバイの会社運営において必要な会計処理や税務に関してお困りのこと・ご質問等ございましたらお気軽にご連絡くださいませ。



お問い合わせ