会社設立の知っておくべき情報をドバイの実績と経験豊かな専門家が解説

November 15, 2021

こんにちは。MBGコーポレートサービスです。

今回はアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイにおいて会社設立を行う際に知っておくべき点をご説明いたします。

ドバイは国際的な経済やビジネスのハブとして位置し、中東諸国の中でも外国企業誘致を積極的に行いビジネス展開をしていきたい方々に最適な場所といえます。

コロナ禍でも現時点(2021年10月時点)で入国制限が緩和され隔離もないため、ビジネスでも観光でも更に注目を集めています。


ドバイでは法人税や個人所得税といった直接税がないこともドバイで会社設立をすることの魅力の一つかと思います。

このように様々なメリットを持つドバイで会社設立をご検討している方々に分かりやすく必要な手続きと流れをご紹介していきたいと思います。


まず第一回目はドバイ会社設立において考慮するべき点についてです。



ドバイ会社設立においての基本情報



ドバイでの会社設立を進めるための基本情報として、ドバイにおける会社形態についてご説明いたします。会社形態によって、各種条件がある場合もございますのできちんと精査する必要があります。


様々な種類があるものの、ドバイの会社形態において外国企業が設立をしやすい形態は以下の4つになります。


① 有限責任会社(LLC)
② 外国企業の支店(Branch)
③ 駐在員事務所(Representative office)
④ フリーゾーン企業(FZE. FZCO)
*①~③の形態はフリーゾーン外(メインランド)でも設立可能です。



フリーゾーン(経済特区)とメインランドの違いについては、次で解説いたします。

フリーゾーンとメインランドについて


ドバイにはフリーゾーン(経済特区)が複数あり、それぞれのフリーゾーンで選択できる事業内容が異なります。


ドバイには50近いフリーゾーンが存在し、フリーゾーンの主な特徴は以下の通りです。


• 100%外国資本による事業活動が可能
• ローカルスポンサー(サービス代理人)が不要
• 資本、利益の本国送金が自由
• フリーゾーンごとにそれぞれの規則が存在


フリーゾーン外をメインランドと呼び、LLC設立の場合、原則的に51%のローカルスポンサーが必要となるため49%までの株式の保有が可能です。(現在、FDI法が発行され100%外国資本によるビジネスが可能な事業内容もございます。)


フリーゾーンで会社設立した場合に関してはフリーゾーン内でしかビジネスが行えず、メインランドで直接ビジネスをすることはできません。


そのため、フリーゾーン企業がメインランド(UAE国内の市場)で販売などを行う際は代理店を通す場合が多くございます。


その他にも、ドバイ会社設立においては、事業内容にあったライセンスを取得することが重要になります。次に、ドバイにおいての4種類のライセンスをご紹介いたします。

ドバイのライセンスについて



ドバイ経済局が発行するライセンスは以下の通りです;



① 商業用ライセンス(Commercial License):商業活動用
② 産業用ライセンス(Industrial License):製造及び産業系の活動
③ 専門家ライセンス(Professional License):専門家による活動またはサービス活動
④ 観光ライセンス(Tourism License):旅行及び観光に関する活動



それぞれのライセンスに則した活動のみが許されるため、ドバイ会社設立において事業活動の選定はとても重要となります。


各フリーゾーンには、扱っていないライセンスもあるため、フリーゾーンに進出するのであれば、どのフリーゾーンにするかも重要なポイントです。



ドバイ会社設立において、会社形態やライセンスの選択、会社設立に必要な手続きなどでご不明点やお困りのことがございましたら、下記フォームより弊社MBGにお問い合わせください。


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