ドバイ会社経営の注意点とビジネスコンサルタントを利用するメリット

January 24, 2022

いつもMBGコーポレートサービスのブログをご覧いただきありがとうございます。

ドバイで会社設立がやっと完了した、これからビジネスを始めていくぞ!という方々に今回は、経営面で考えなければならないポイントをご紹介したいと思います。

ドバイで会社設立をした後も、経営者は会社経営の際に遵守しなければならないコンプライアンスや財務に関して様々なことを把握し、決定しなければなりません。

日本とはやはり法律や税務の仕組みが違うドバイ。そのコンプライアンスを見落としていたばかりに罰金やペナルティが発生してしまう可能性もございます。このようなリスクを事前に回避するためにもUAE・ドバイの法律や規則を知っておくことは重要です。

今回は、ドバイで会社を経営するうえで考えておくべきポイントとビジネスコンサルがお手伝いできる点を今回はご紹介いたします。


会社経営での財務面でのビジネス戦略


ドバイ会社設立後にビジネスをスタートさせる際に、最大の課題の1つに財務面でのビジネス戦略が挙げられるのではないでしょうか。


ビジネス戦略を立てることが大切だとは分かっていても、まず何から始めればいいのか、ただ売り上げを考えればいいのではないか、今後のマーケットを見据えた投資の準備など?何から考えればいいのか分からない、といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時に、“ファイナンシャルアドバイザー”はビジネスの結果に影響を与えるすべての活動でにおいてアドバイスを行います。ファイナンシャルアドバイザーには、ACCA(英国勅許公認会計士)やCMA(米国公認管理会計士)などの財務・会計資格と、複雑な財務状況を処理するための長年の経験の中で訓練された財務監査人、ファイナンシャルプランナーなどが含まれます。

財務面でのビジネス戦略には、以下の4つの主要なステップがございます;
1. 財務状況を全体的に確認し、ファイナンシャルアドバイザーが企業のビジネスの現状と今後数年間に取り得るリスクを理解します。また、ファイナンシャルアドバイザーは、ドバイの現在の市場や業界の動向を分析し、それらの動向に対するクライアントのポジションを測定します。
2. 財務や投資に関する競争力の有無や強み・弱みについて分析をします。またこの時点で、財務監査人は財務計画を策定します。
3. ファイナンシャルアドバイザーが株主やパートナーと共に、財務投資と債務返済の可能性について話し合うミーティングを行います。
4. このステップでは、ファイナンシャルアドバイザーがクライアントと共にビジネスの財務目標を達成するために必要なステップを計画書にまとめ、財務計画を考案します。


ドバイにおける会社経営で、このような”ファイナンシャルアドバイザー”のサポートがあることで財務面でのビジネス戦略をしっかり立て、安心してビジネスを行うことが出来ます。

ドバイの法律と年次コンプライアンス


 次に、法務の面でご紹介をいたします。会社設立後数ヶ月の間で、UAEやドバイの特定の地域でビジネスを行うために必要なライセンスを取得する必要がございます。

その中でも特に重要なものは以下の通りです。
 貿易規制
 通関手続き
 ビザ・出入国手続き
 不動産規制

上記4項目に違反した場合、事業運営の遅れや、場合によっては事業の継続ができなくなってしまう可能性がございます。

その他にも、ドバイ会社設立後に遵守しなければならない年次コンプライアンスにはESR(Economic Substance Regulation:経済的実体規制)やUBO(Ultimate Beneficial Owner:実体的支配者の調査)などがございます。
法人税などの税務がないドバイであっても、企業の売り上げがある基準値を超えた場合にTRN(TAX登録番号)を取得し、VAT(付加価値税)の申告を定期的に行う必要もございます。

これらの会社経営におけるドバイのコンプライアンスで気になる点がございましたら、是非お気軽に弊社MBGにお問い合わせください。

様々な事務処理


 ドバイでの会社設立の際も手続きなどは様々な提出書類等があったかと思いますが、会社経営においても手続きや事務処理から逃れることはできませんね。
従業員の雇用ビザの手続き・更新、雇用契約書の作成や先ほどの法務の面でも触れた各種コンプライアンスに関わる書類の提出など様々な対応が必要です。


提出書類には必要で、ドバイにおいてUAE外務省の承認が必要なもの、アラビア語に翻訳しなければならないもの(*基本的には英語またはアラビア語の書類を保持する必要がございます。)、日本とは違う行政手続きだからこそ、対応にはより労力がかかってしまいます。

また、企業内の従業員でカバーできる場合はもちろんそれに越したことはないですが、そのための従業員の採用など優秀な人材を雇うには時間やお金がかかってしまう場合もございます。

そこで、弊社MBGのようなビジネスコンサルタントでは、そのような少し面倒な作業も企業様の代理となって、企業様がドバイで自身のビジネスに集中できるようにサポートいたします。アウトソースするなんて!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ビジネスにおいて大切な時間とお金、それを”人事戦略”としてビジネスの発展のために考えてみるのはいかがでしょうか。

現地ドバイや中東エリアで経験と実績を持つ専門家が企業様のそれぞれのビジネスのお悩みやリスク回避のために行わなければならない点を把握し、丁寧なサポートをいたします。弊社のジャパンデスクが日本語での窓口の対応をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。



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