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アラブ首長国連邦（UAE）において、石油・ガスをはじめとする業界、近年では世界中で注目されている”再生可能エネルギー”に関してUAE政府も力をいれています。

UAEにおいて政府プロジェクトに参入しようと計画をしている企業様の中にはその中で、”ICV”という言葉を聞くこともあるのではないでしょうか。

今回はUAEのICVについて、その概要と仕組みを簡単にご説明いたします。

UAEのICVとは？

ICVとは、”In country Value”の略となり、UAE政府機関のプロジェクトに参入する際に求められるスコアとなります。

ICVはUAEにいかに投資をしているかを測る指標となり、UAEのサプライヤーの選択、UAE国籍の人材の活用、また特に石油・ガス業界の様々な機能のローカリゼーションに焦点を当てることにより、GDPへの貢献を高めることを目的としています。

～UAEのICVの沿革～
もともとADNOC（アブダビ国営石油会社）が2017年にサプライヤー向けに In-Country Value (ICV) programを導入し、アブダビ首長国（ドバイの隣）での他の政府機関のプロジェクトへそのICVスコアの利用エリア・業界が広がりました。

2021年9月にはICVの管轄がADNOCよりthe Ministry of Industry and Advanced Technology（MoIAT）に変更となり、アブダビのみならずUAE全土で政府機関やICVスコアを導入する機関と取引をする際にICVが必要となる機会が増えることになりました。

ICVスコアを算出する基準

ICVスコアは、定義された方法論に従って、企業が提供する物品またはサービスのUAE国内においての経済的付加価値を評価します。計算時には、次の領域が考慮されます。

 UAE国内で製造された製品
 第三者への支出
 投資
 エミラティゼーション（自国民政策）
 外国人従業員の貢献度
 UAE国外からの収益

上記のように、UAEのモノをどれくらい使用し、製造を行い、UAE人（エミラティ）の雇用を促進するかがICVにおいてハイスコアを取得するためのポイントとなります！

ICVの取得方法

それでは、ICVスコアはどのように取得できるのでしょうか。
ICVは現地UAEの約20の独立認証機関を通して認証されます。弊社MBGもそのうちのひとつとなり、たくさんの多国籍企業様のICV認証をさせて頂いております。

MBGは企業ICVスコアの評価だけではなく、スコア向上のための“ICV Improvement plan”も提供しています。“ICV Improvement plan”に関してや、弊社MBGでのICV認証の流れ、タイムラインなどについてご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

その他にもICVを取得するにあたり、UAEのどこに拠点を置いた方いいのか（ドバイの会社設立）やICV発行のためには財務諸表をIFRS（国際財務報告基準）に基づいている必要がある等の、知っておくべき点についてアドバイスをさせて頂きます！

弊社MBGでは日本語での窓口対応も可能となりますので、お気軽に下記のお問い合わせフォームよりご相談ください！

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