シンガポールにおける会社の清算

シンガポールで事業を始めたものの、諸事情により会社の清算、あるいはシンガポールからの撤退を余儀なくされることもあります。 会社の清算には、以下の方法があります。(「会社法」第 246 ~354条)会社が自発的に解散する任意清算(Voluntary Winding Up by the Company) 株主による任意清算 (Members Voluntary Winding Up) 債権者による任意清算 (Creditors Voluntary Winding Up) ...

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カンパニー・セクレタリー

シンガポールの会社法(Companies Act)におけるカンパニー・セクレタリー(Secretary of Company)は会社の機関の一つであり、日本語では秘書役又は書記役と訳されることがあります。 カンパニー・セクレタリーとは、取締役会の意思決定が法令に基づき行われており、会社が法令に準拠して届出や文書作成をおこなっているかどうかを監視する役割を担っています。 シンガポールにおいて、全ての会社は最低1名のカンパニー・セクレタリーを置かなければなりません。(法人設立後、6ヵ月以内に選任しなければならない。) カンパニー・セクレタリーはシンガポールに居住する自然人である必要があります。また、取締役が1名である場合には、カンパニー ...

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シンガポールにおける会社設立手続き

シンガポールでの会社設立手続きは、他の東南アジア諸国と比べて比較的容易です。また、外国企業でも100%独資での設立が可能です。 シンガポールにて会社(法人)を設立するにあたり必要な手続きは以下のとおりです。 ■設立前手続きを開始するにあたり決めておくべきこと ①事業目的 ②発起人 (最低1名の発起人が必要であり、発起人が1株保有する) ③振込資本金額(最低資本金額について定めた規制がないため、事実上S$1が最低振込資本金となっている) ④株主構成 ⑤取締役 (最低1名のシンガポール居住取締役が必要) ⑥事業年度 ⑦取引銀行 ⑧マネージング・ダイレクター ⑨会計監査人 ⑩カンパニー・セクレタリー ...

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